docs(tickets): session-todo-reminder spec を pending_history_appends に改訂 (AGENTS.md 揮発禁止に整合)

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Keisuke Hirata 2026-05-03 21:53:20 +09:00
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## 背景
`tickets/session-todo.md` で導入する Task ツール群があっても、LLM はそれを使わずに作業を続け得る。ツールを呼ばないまま会話が長引くと、
`tickets/session-todo.md` で導入した Task ツール群があっても、LLM はそれを使わずに作業を続け得る。ツールを呼ばないまま会話が長引くと、
- 開始した作業の `inprogress` がずっと放置されたままになる
- 「やったつもり」になって `completed` への更新を忘れる
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OpenCode の todo は専用の注意機構を持たない(汎用 reminder 経由)。一方 Claude Code は `task_reminder` を「N リクエスト無アクティビティで初めて発火するナッジ型」として実装しており、毎リクエスト押し戻しはしない(`<local-agent-install>` の local reminder helper functions、閾値 `a local reminder threshold`)。
Insomnia でも同方針を採り、active Task が残っているのに `TaskCreate` / `TaskUpdate` が一定リクエスト呼ばれていない場合に限り、`<system-reminder>` で揮発的に思い出させる。「やったつもり」抑止と、トークン浪費・LLM の自律性侵害のバランスを取るため、毎リクエスト押し戻しはしない。
Insomnia でも同方針を採り、active Task が残っているのに `TaskCreate` / `TaskUpdate` が一定リクエスト呼ばれていない場合に限り、`<system-reminder>` Item を 1件 history に append する。「やったつもり」抑止と、トークン浪費・LLM の自律性侵害のバランスを取るため、毎リクエスト押し戻しはしない。
## 前提
- `tickets/session-todo.md` の TaskStore と `TaskCreate` / `TaskUpdate` / `TaskList` / `TaskGet` ツールが利用可能であること
- `pre_llm_request` 相当のフックを Pod が持つこと無ければ本ticket で導入
- `tickets/session-todo.md` の TaskStore と `TaskCreate` / `TaskUpdate` / `TaskList` / `TaskGet` ツールが利用可能
- `Interceptor::pending_history_appends` レーンが利用可能(`tickets/notify-history-persist.md` で導入済み
## 方針
- **`pre_llm_request` Interceptor として実装**。直近の user message に `<system-reminder>` ブロックを揮発的に append するだけ。履歴・ログには載せない
- **system-reminder 注入の汎用化はやらない**。利用者が Task 1機構しかない段階で抽象を立てないCLAUDE.md「概念の追加は不在が問題になってから」。ただし「タグ形式は `<system-reminder>...</system-reminder>` で揃える」「履歴は汚さない」の2点は本実装で確立し、将来の追加機構が同じ規約に乗れるようにする
- **`pending_history_appends` で実装**。発火時に `<system-reminder>` ブロックを含む新規 system message Item を返し、Worker が `worker.history` に append する。Notify / PodEvent と同じレーンで永続化・resume・compaction が自動で揃う
- **揮発的注入は採らない**`AGENTS.md` 「LLM コンテキストの加工原則」で禁止。history に commit せずに context を変えると、resume 時に LLM の発言の根拠が再現できなくなる)
- **system-reminder 注入機構の汎用化はやらない**。利用者が Task 1機構しかない段階で抽象を立てない`AGENTS.md`「概念の追加は不在が問題になってから」)。タグ形式 `<system-reminder>...</system-reminder>` の規約は本実装で踏襲する
- **発火はナッジ型**。N リクエスト無アクティビティで初めて発火し、cooldown も持つ
## 要件
### Interceptor
- `pre_llm_request``Vec<Item>` を受け取り、以下の AND を満たした場合のみ発動
- active Task`pending` または `inprogress`が1件以上存在する
- 直近 N リクエスト (暫定 N=8) `TaskCreate` / `TaskUpdate` のいずれも呼ばれていない
- 前回 reminder 注入から M リクエスト (暫定 M=8) 以上経過
- ここで言う「リクエスト」は **LLM への1回の推論呼び出し (= assistant 応答1回)** の単位で数える。ユーザー発火単位ではない。1ユーザー発火内で tool ループが回れば、tool_result を受けて発火する次のリクエストもそれぞれ1としてカウントする
- カウント対象はメインスレッドの assistant 応答に限る。サブエージェント / sidechain の assistant 応答は除外する
- カウンタは Pod 側の session-lifetime 状態として保持する(`requests_since_last_task_management` / `requests_since_last_reminder`。resume 時は履歴の逆走査で再計算するか 0 リセットで再開する。どちらでも「初回ナッジが最大 N リクエスト遅れる」だけで挙動として致命ではない
- 発動時、直近の user message の contentまたは content[最終 text part])の末尾に `<system-reminder>` ブロックを append し、現在の active Task リストを `taskid` / `status` / `subject` を含む簡潔な形式で列挙する。`description` は長大化を避けるため省略してよい
- 履歴 (`Worker` の保持する `Vec<Item>`) は変更しない。リクエスト送信時の Vec のみ加工する
- active Task が空の場合は何も差し込まない(忘却防止が目的なので、思い出させる対象が無いなら不要)
- `pending_history_appends` で以下を **AND** で満たす場合のみ発動し、`<system-reminder>` ブロックを含む `Item::system_message` を 1件返す。条件外なら空 `Vec<Item>` を返す
- active Task`pending` または `inprogress`)が 1件以上存在する
- 直近 N リクエスト(暫定 N=8`TaskCreate` / `TaskUpdate` のいずれも呼ばれていない
- 前回 reminder Item の append から M リクエスト(暫定 M=8以上経過
- ここで言う「リクエスト」は LLM への 1回の推論呼び出しassistant 応答 1回の単位。1ユーザー発火内で tool ループが回れば、`tool_result` を受けて発火する次のリクエストもそれぞれ 1としてカウントする
- カウンタは Pod 側の session-lifetime 状態として保持する(`requests_since_last_task_management` / `requests_since_last_reminder`。resume 時は worker.history の逆走査で再計算するか 0 リセットで再開する。後者でも「初回ナッジが最大 N リクエスト遅れる」だけで挙動として致命ではない
- 返す Item の本文は `<system-reminder>` で囲み、現在の active Task を `taskid` / `status` / `subject` を含む簡潔な形式で列挙する。`description` は長大化を避けるため省略してよい
- active Task が空の場合は何も append しない(思い出させる対象が無いなら不要)
## 完了条件
- 直近 N リクエスト連続で `TaskCreate` / `TaskUpdate` が呼ばれず、かつ active Task が残っている場合に限り、`pre_llm_request` で `<system-reminder>` が直近 user message に append される
- 直近 N リクエスト連続で `TaskCreate` / `TaskUpdate` が呼ばれず、かつ active Task が残っている場合に限り、`pending_history_appends` が `<system-reminder>` を含む `Item::system_message` を 1件返す
- 返された Item が `worker.history` に append され、その後のリクエスト・`history.json`・resume 後の `get_history` でも同じ Item が見える(揮発レーンは持たない)
- `TaskCreate` / `TaskUpdate` のいずれかが呼ばれるとカウンタがリセットされ、再び N リクエスト経過するまでは reminder が出ない
- reminder が一度出たあとは、cooldown M リクエストが経過するまで再注入されない
- active Task が0件の場合は reminder が出ない
- system-reminder の注入は揮発的で、`get_history` / セッションログには現れない
- 単体テストで Interceptor の発火条件リクエスト回数閾値、active 0件、cooldown、サブエージェント除外がカバーされる
- active Task が 0件の場合は reminder が出ない
- 単体テストで Interceptor の発火条件リクエスト回数閾値、active 0件、cooldownがカバーされる
## 範囲外
- inprogress 滞留検出 / 多重 inprogress 検出など、状態異常ベースの追加トリガ(必要になれば別チケットで追加)
- system-reminder 注入機構の汎用化(`TODO.md` に立項済み、別途検討)
- `TaskCreate` / `TaskUpdate` の戻り値に active Task 全件を埋め込む強化(必要に応じて Tool ticket 側で対応)
- サブエージェント / sidechain での独自 reminder 発火main Pod の interceptor から動く構造のため自然に対象外)
## 参照
- 設計指針: `CLAUDE.md`(最小の構造化 / 概念の追加は不在が問題になってから
- 前提: `tickets/session-todo.md`Tool 群と TaskStore
- 設計指針: `AGENTS.md`LLM コンテキストの加工原則。揮発的注入は禁止、history に append してから commit する
- 前提: `tickets/session-todo.md`Tool 群と TaskStore、`tickets/notify-history-persist.md``pending_history_appends` レーン)
- 参考実装: Claude Code の `task_reminder`local reminder helper functions、閾値 `a local reminder threshold`
## Review
- 状態: Approve (spec 段階)
- レビュー詳細: [./session-todo-reminder.review.md](./session-todo-reminder.review.md)
- 日付: 2026-05-03
- 補足: 実装着手前に Non-blocking で挙げた 4 点 (TaskCreate/Update のカウンタリセット契機 / active 取得経路 / reminder 本文 fmt / resume 時のカウンタ扱い) を spec に追記してから実装するとブレが減る。実装完了時に完了条件を再確認。

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# Review: セッション内 Task ツールの注意機構
対象: `tickets/session-todo-reminder.md` (`28fe1da` で新規作成)。実装は未着手 (本レビュー時点でコード変更なし、worktree 内 grep で `task_reminder` / `requests_since_last_task` 等いずれもヒットせず)。
本レビューは spec 単独レビュー (実装が始まった時点で完了条件を再確認)。
## 前提・要件の確認 (spec の妥当性)
- 「`pre_llm_request` で `Vec<Item>` を受けて直近 user message に `<system-reminder>` を append する」は、`crates/pod/src/ipc/interceptor.rs` の既存 `pre_llm_request` レーンに自然に乗る。Worker history を変更せず、リクエスト送信用 `Vec<Item>` のみ加工する方針は、既存の `pending_notifies.drain()` と同じパターンで先例あり (`interceptor.rs:147-159`)。spec として実装可能性は高い。
- TaskStore からの active 件数取得には A の `TaskStore::list()` だけで足り、追加 API 不要。
- カウンタ (`requests_since_last_task_management` / `requests_since_last_reminder`) を Pod の session-lifetime 状態として持つ方針は、既存 `tool_calls_this_turn: AtomicUsize` (`interceptor.rs`) と同じ素地に追加できる。pre_tool_call で `TaskCreate` / `TaskUpdate` を観測したら片方をリセット、`pre_llm_request` で発火条件を見て両方を増やす、という骨格になる想定。spec の粒度は問題ない。
- メインスレッド限定 / sub-agent 除外: 主要 worker と spawn pod / compact worker を分離している現実装では「メインの `PodInterceptor` だけがカウンタを持つ」で達成できる。compact worker 側は別 Worker / 別 Interceptor。spec の前提は現実装と一致。
- resume 時のカウンタ復元: 「履歴の逆走査で再計算 or 0 リセット」のどちらでも実害無しと spec 側で割り切られているのは妥当。0 リセットの方が大幅にシンプルで、初回ナッジが最大 N 遅れるだけ。実装時はこちらを推奨したい (spec 側は両許容で問題なし)。
- 「揮発的 = 履歴を汚さない」「タグ形式 `<system-reminder>...</system-reminder>` で揃える」「2 件目の利用者が出た時に汎用化を検討」の 3 点を明文化していて、A と B の隙間に「汎用 reminder 機構」の中途半端な抽象が立たないようにしている。CLAUDE.md の「概念の追加は不在が問題になってから」と整合。
## アーキテクチャ・スコープ
- B は A に対する後続チケットとして適切に分離されている。前提依存 (TaskStore + Task* tools) を `## 前提` に明記しており、A 完了後に着手するという順序付けも自然。
- 範囲外 (inprogress 滞留 / 多重 inprogress / 注入機構汎用化 / Tool 戻り値の active 全件埋め込み) が列挙されており、本チケットで肥大化しないラインが引けている。
- 「Pod 側に session-lifetime カウンタを増やす」程度の侵襲で、既存の `crates/pod/src/ipc/interceptor.rs` 内に追加実装が収まる規模感。クレート構成や層境界に新しい歪みは生じない見込み。
- 「N=8 / M=8 暫定」と数値を明示しているのは判断しやすい。Claude Code が `a local reminder threshold` という参照値を持つことも書かれており、後で詰めやすい。
## 指摘事項
### Non-blocking / Follow-up (spec 段階の論点)
- **「リクエスト = LLM への 1 回の推論呼び出し」のカウント単位が、現 `Interceptor``pre_llm_request` 1 呼び出しと一致するか確認が必要。** 現実装の `pre_llm_request` は context 構築直前に必ず通るレーンで、tool ループ内の続行 LLM 呼び出しでも毎回呼ばれる。実装時に「pre_llm_request 突入時刻 = LLM へのリクエスト 1 件」が成立しているかを軽く検証するテストを1本入れてほしい (tool ループ中の発火 cadence のため)。
- **TaskCreate / TaskUpdate のカウンタリセット契機。** 現状 spec は「呼ばれていない」と書かれているのみ。実装ではどのフックで観測するかの選択 (`pre_tool_call` か `post_tool_call` か) を決めて spec に追記しておくと実装ブレが減る。`pre_tool_call` で名前判定 + リセット、で十分。
- **active Task の取り出し経路。** spec 上は明示されていないが、Interceptor が TaskStore handle を保持する形になる (Pod 経由で渡す)。`PodInterceptor::new` 等のコンストラクタに `Option<TaskStore>` を増やす想定で良いと思うが、実装時に `Tracker` の例 (`attach_tracker`) と同様、Pod から Interceptor への手渡しを統一してほしい。
- **resume 時の発火タイミング。** 0 リセットを採るなら、resume 直後の最初のリクエストでは出ない。これは spec 上「最大 N 遅れるだけ」と許容済み。実装時は単にこの選択を README/コメントに残してほしい。
- **`<system-reminder>` の本文。** spec は「taskid / status / subject を簡潔に列挙」と書かれているが、A 側の `render_snapshot` を流用するか、reminder 専用に別関数を切るかが未決定。短さを優先するなら専用 fmt が望ましい (description を必ず落とすため)。実装方針を spec に1行追記しておくと安全。
- **テスト範囲。** spec の完了条件にある「リクエスト回数閾値 / active 0件 / cooldown / サブエージェント除外」は単体テストでカバー可能。実装時はそれぞれ独立ケースで書いてほしい。
### Nits
- 数値 N / M が「暫定 N=8」「暫定 M=8」と明記されているが、変更可能性についてのフォローアップ条項 (例: 運用後に閾値を見直す) があると親切。
- Claude Code 側の参照値 `a local reminder threshold` は spec に書かれているので、Insomnia 側 8 を採る理由 (短めにして気付かせやすくする等) を一文添えると将来 tuning しやすい。
## 判断
**Approve (spec 段階)** — 前提・要件・範囲外の切り分けが妥当で、A の実装規約 (TaskStore handle、揮発的注入、タグ形式) に乗る形で実装可能。アーキテクチャ的歪みも生じない見込み。実装着手前に上記 Non-blocking 4 点 (カウンタリセット契機 / active 取得経路 / 本文 fmt / resume 時のリセット選択) を spec に1〜2行追記してから実装に入ると、実装中の判断ブレが減る。実装完了時に完了条件を再確認する必要がある (本レビューは spec 妥当性のみの判定)。