# TUI に Task ストア状態を表示する ## 背景 `tickets/session-todo.md` で導入した `tools::TaskStore` と `TaskCreate / List / Get / Update` ツール群は Pod 側に実装済みで、compaction や resume を跨ぐ永続化も整っている。一方で TUI 側にはまだ表示パスが無く、LLM が Task を作成・更新しても、ユーザーは tool_call ブロックを目で追う以外に状態を把握できない。 `tickets/session-todo-reminder.md` は LLM 側のナッジ(`` 注入)に専念しており、UI 側からのフィードバックループはスコープ外。Task ツール群を「ユーザーから見える進捗ステータス」として機能させるためには、TUI に常時見える表示が要る。 ## 前提 - `TaskStore` / `TaskSnapshot` / `TaskEntry` / `TaskStatus` および `TaskStore::from_history` が `tools` クレートに公開済み - `TaskStore::from_history` は `TaskCreate` / `TaskUpdate` の tool_call 引数と、compact 時に挿入される `[Session TaskStore snapshot]` system message から決定的に状態を再構成する - TUI は protocol 経由で tool_call の `name` と最終 `arguments` を受信済み(`ToolCallBlock { name, arguments }`)。system message も `Block::SystemMessage` として観測している - TUI のレイアウトは `crates/tui/src/ui.rs` で `history / separator / status / input` を縦に積む構成 ## 方針 - **TaskStore は TUI 側で再構成する**。Pod から専用 Event を push せず、すでに TUI に届いている tool_call と system message から `TaskStore::from_history` 相当のロジックを回す - protocol 表面を増やさない、Pod 側の push 経路も増やさない - resume / 再接続時はサーバから来る history replay 経路に乗っかれば自動で復元される - 単一情報源(history)に揃うため、Pod と TUI で snapshot がズレない - TUI 上の表示は 2 ヶ所 - **入力欄直上のミニビュー(3〜4 行)**: 常時表示。active(`pending` + `inprogress`)優先で最大 2〜3 件を `状態マーク + subject` 1 行ずつ、加えて件数サマリ 1 行 - **サイドペイン(全件)**: トグルキーで右側に開閉。`pending` / `inprogress` / `completed` / `deleted` を区別して全件列挙、`description` も含める - `tools` クレートに依存させる(または replay 部分のみを薄いヘルパとして切り出して共有する)。LLM コンテキスト加工原則との整合は自明(history の純粋な再現変換であり context への割り込みではない) ## 要件 ### TUI 側の TaskStore 取り回し - `App` に最新 `TaskStore`(または `TaskSnapshot`)を保持するフィールドを追加する - 受信パスで以下を観測して TaskStore に反映する - `ToolCall` 完了時、`name == "TaskCreate"` / `"TaskUpdate"` なら `arguments` を `TaskStore::from_history` と同じパースで適用 - `SystemMessage` 観測時、本文が `[Session TaskStore snapshot]` で始まるなら `parse_compact_snapshot_text` 相当で snapshot に置き換え - 初回 history replay の際も同じ経路を通せば、TUI 起動時点の状態が自動的に復元される - 部分的引数(streaming 中)は適用しない。tool_call が完了して `arguments` が確定したタイミングだけ反映する ### TUI ミニビュー - 入力欄の直上に固定で 3〜4 行の領域を確保 - active(`pending` + `inprogress`)を優先して最大 2〜3 件、`状態マーク + subject` を 1 行ずつ表示。`subject` が改行を含む場合は先頭行のみ - 件数サマリ 1 行(`pending` / `inprogress` / `completed` / `deleted` の内訳) - active 0 件のときの見せ方は実装時に決める(サマリ行のみ残すか、領域ごと畳むか) ### TUI サイドペイン - トグルキーで右側に開閉する横分割レイアウト(割当キーは実装時に決める) - 開いている間は全件を表示。各エントリは `taskid` / `status` / `subject` / `description` を含める - スクロール対応(タスク数が画面高を超えてもよい) ### レイアウトと一貫性 - ミニビューとサイドペインは同じ最新 TaskStore を見る(表示間でズレないこと) - 既存の history / status / input の幅・高さ計算が壊れないこと - completion popup(`@` / `#` / `/`)と表示位置が干渉しないこと ## 完了条件 - LLM が `TaskCreate` / `TaskUpdate` を呼ぶと、TUI が tool_call 完了タイミングで状態を反映し、ミニビューに即時反映される - トグルキーでサイドペインが開閉し、`completed` / `deleted` を含む全件が確認できる - resume / 再接続時、history replay 経路から TaskStore が自動復元され、ミニビューとサイドペインに反映される - compact 後の history(末尾に snapshot system message)でも、それを起点に正しく再構成される - ミニビュー / サイドペインの導入で既存レイアウト(history / status / input、completion popup)が崩れない ## 範囲外 - protocol への新規 Event 追加。本チケットでは行わない(必要が出たら別途検討) - TUI からの Task 編集(追加・更新・削除)。表示専用、編集経路は LLM ツール経由のみ - 表示密度モード(Detail / Normal / Overview)への連動。ミニビューは常時、サイドペインはトグル制 - LLM 側のナッジ(`tickets/session-todo-reminder.md` で別途実装) - サイドエージェント / sidechain の TaskStore 表示(main Pod の TaskStore のみ対象) ## 参照 - 実装: `crates/tools/src/task.rs`(`TaskStore::from_history` / `parse_compact_snapshot_text` / `TaskStatus` / `TaskEntry`)、`crates/tui/src/ui.rs`、`crates/tui/src/block.rs`(`ToolCallBlock` / `SystemMessage`) - 設計指針: `AGENTS.md`「LLM コンテキストの加工原則」(history からの決定的再構成は許容変換) - 関連チケット: `tickets/session-todo.md`(Task ツール本体)、`tickets/session-todo-reminder.md`(LLM 側ナッジ)