# 親が投げたターンのみを子→親 callback の対象にする ## 背景 子 Pod は `controller.rs` の `drive_turn` で turn 終了時に `PodEvent::TurnEnded` / `PodEvent::Errored` を `parent_socket` 宛に fire-and-forget している。現状この発火条件は「`pod_future` が `Finished` / 失敗で抜けたら」であり、その turn が何起点かを区別していない。 `controller_loop` は次の turn を `PendingRun` enum (`Run` / `InterruptAndRun` / `RunForNotification` / `Resume`) として stage してから `drive_turn` を呼ぶ構造になっており、ここに turn の起源情報がすでに揃っている。 子 Pod のターンは複数の経路で開始しうる: - 親からの `Method::Run`(`SpawnPod` の初回起動 / `SendToPod`)。Pod が Paused 中なら `PendingRun::InterruptAndRun`、それ以外は `PendingRun::Run` に分岐するが、どちらも親由来。 - 子内部での `Method::Notify` または `Method::PodEvent` 起点の idle auto-kick(`PendingRun::RunForNotification` → `pod.run_for_notification()`)。Notify / PodEvent の出どころは孫 Pod の `PodEvent`、system reminder、外部 Notify など多岐にわたる。 - 親からの `Method::Resume`(`PendingRun::Resume`) - 将来的に増える可能性のある自走経路 入れ子 Pod を本格的に使い始めると、子の Notify 起点 turn が頻発する。これらが完了するたびに親へ `TurnEnded` が飛ぶと、親の `NotifyBuffer` には「自分が投げていないターンの完了」が積まれ、`pending_history_appends` で history に system message として commit され、親まで auto-kick される。親の history は「自分が把握していない子の内部活動」のノイズで埋まり、auto-kick の連鎖も意味的に正当化しづらい。 子→親の callback は、親が投げた仕事の消化境界を伝えるための信号に絞りたい。 ## 要件 - 子 Pod が parent へ送る `PodEvent::TurnEnded` は、親由来 turn が `Finished` で完了した場合に限る。 - 「親由来」の判定は `PendingRun` のバリアントベースとする。`PendingRun::Run` / `PendingRun::InterruptAndRun` / `PendingRun::Resume` の3つを親由来として扱う。 - `Run` / `InterruptAndRun`: いずれも `Method::Run` 経由(SpawnPod 初回起動 / SendToPod。Paused 中なら `InterruptAndRun` に分岐するが、起点は親の `Method::Run`)。 - `Resume`: 親の `Method::Resume` 指示で再開した turn のため親由来扱い。 - `PendingRun::RunForNotification` 起点の turn は完了しても `TurnEnded` を上げない。`Method::Notify` 経由でも `Method::PodEvent` 経由でも同様。 - `PodEvent::Errored` も同じスコープに揃える。`RunForNotification` 起点 turn の worker 失敗は `parent_socket` への報告対象外とする(親が知らない指示の失敗報告になるため)。`Event::Error` でローカルに通知される経路は維持。 - `PodEvent::ShutDown` は turn とは独立した Pod プロセス終了通知なので、本チケットの対象外(従来通り常に発火)。 - `ScopeSubDelegated` も turn とは独立しているので対象外。 - 親側の受信処理(`apply_event_side_effects` / `NotifyBuffer` への投入 / history への append)は変更しない。発火源を絞ることで自然にノイズが減る前提。 ## 完了条件 - 子 Pod を spawn して `SpawnPod` の初回 Run または `SendToPod` で投げた turn が `Finished` で完了すると、親の history に当該 `TurnEnded` 由来の system message が 1 件 append される。 - 子 Pod が孫 Pod からの `PodEvent`(または他の Notify)で auto-kick された turn が完了しても、親の history には何も append されない。 - 親由来 turn が worker エラーで失敗すると親に `Errored` が届く。`RunForNotification` 起点 turn の worker エラーは親に届かない。 - ユニットテストで「`PendingRun::Run` 完了 → 親に届く」「`PendingRun::RunForNotification` 完了 → 親に届かない」「`PendingRun::Resume` 完了 → 親に届く」「`RunForNotification` 起点 turn の Errored → 親に届かない」を最低限カバーする。 ## 範囲外 - Pod プロセス自体の永続化/復元(別途検討) - `ShutDown` / `ScopeSubDelegated` の発火条件変更 - 親が投げた個々の Run を ID で識別して相関させる仕組み(現状は「届いた / 届かない」で十分なので導入しない)