llm-worker-rs/docs/patch_note/v0.4.0.md

2.1 KiB
Raw Blame History

Release Notes - v0.4.0

Release Date: 2025-10-24

v0.4.0 は Worker が Role や YAML 設定を扱わず、システムプロンプト生成を完全に利用者へ委譲する大規模リファクタです。これにより、任意のテンプレートエンジンやデータソースを組み合わせてプロンプトを構築できます。

Breaking Changes

  • Role / ConfigParser / ResourceLoader を削除。WorkerBuilder はシステムプロンプト生成関数 (system_prompt(...)) の指定が必須になりました。
  • worker/src/config の Role 関連コードとテストを削除。既存の YAML ベース設定は互換層なし。

新機能 / 仕様変更

  • システムプロンプト生成はブループリントが提供するクロージャで一度だけ評価し、ワーカーは生成済みの結果を保持する方針に統一しました。
  • READMEサンプルコードを刷新し、システムプロンプト関数・マクロベースのツールフック登録手順のみを掲載。

不具合修正

  • Worker から旧プロジェクト固有の設定コードを除去し、環境依存の副作用を縮小。

移行ガイド

  1. Role / ConfigParser を利用していた場合、SystemPromptContext と会話履歴を引数にシステムプロンプト文字列を返す関数を実装し、.system_prompt(...) に渡してください。
  2. Worker::load_config やリソースパス解決に依存していたコードは削除してください。必要であればアプリケーション側でファイル読み込みを行い、生成関数内で利用してください。
  3. ツール・フックは引き続き #[worker::tool] / #[worker::hook] マクロを推奨していますAPI に変更はありません)。

開発者向けメモ

  • README を簡潔化し、RustDocs で確認できる内容の重複を削除しました。
  • worker/examples/ を更新し、システムプロンプト関数とマクロベースのツール登録のみを扱うよう整理しました。