llm-worker-rs/docs/patch_note/v0.5.2.md
2025-11-01 05:50:09 +09:00

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Raw Blame History

Release Notes - v0.5.2

Release Date: 2025-10-29

v0.5.2 はテスト戦略を再構築し、主要プロバイダに対するエンドツーエンド検証を追加したメンテナンスリリースです。

新機能 / 仕様変更

  • wiremock を使った仮想 HTTP エンドポイントを導入し、OpenAI / Gemini / Anthropic / Ollama 各クライアントがツール呼び出し・Hook 発火まで到達できる統合テストを追加しました。
  • テスト内で設定する環境変数にガードを設け、並列実行時でも他テストへ影響しないようにしました。

不具合修正

  • 旧来の表層的なユニットテストMCP 設定やサンプルプラグインの構造体検証など)を整理し、ワーカーの実挙動を覆うテスト群に置き換えました。

開発者向けメモ

  • wiremock 0.6 系を利用しています。Rust 1.82 以降を使用していない CI はビルドに失敗するため、ツールチェーンの更新を確認してください。

Release Notes - v0.5.1

Release Date: 2025-10-27

v0.5.1 ではプロバイダ別のエンドポイント設定とツール呼び出しサポートを拡充し、Blueprint ベースのワーカーがより多くの LLM で動作するようになりました。

新機能 / 仕様変更

  • UrlConfig を導入し、OpenAI / Anthropic / Gemini / XAI / Ollama それぞれのベース URL とエンドポイントを一元管理。*_BASE_URL 環境変数で容易に上書きできるようになりました。
  • Gemini クライアントが OpenAI 互換のツールスキーマから Gemini 形式へ安全に変換できるよう、スキーマ正規化ロジックを実装しました。
  • Ollama クライアントを拡張し、ツールコールを含むメッセージを API の JSON 形式へ変換&ストリームから再構築できるようにしました。

不具合修正

  • Hook / Tool 実行時のエラー分類を見直し、認証系エラーを WorkerError::ConfigurationError にマッピングすることで UI 側の検出精度を向上させました。

開発者向けメモ

  • 新しいクライアント実装に合わせ、プロバイダ固有の API キーやモデル名は Blueprint で設定し、instantiate() まで遅延させる設計に統一しました。 Worker::change_model も同じ仕組みを利用します。